9月の息子~小1編~

Kame

2010年09月29日 06:09

夏休みが明けた9月のある夕方、息子が泣いた。
「夏休みの絵日記の発表がある~。うわーっ! うわーっ!」 と
心の底から全てを吐き出すように・・。(しかも発表の日までの数日間、毎日のように)

発表の日はちょうど参観日。
教室で緊張感ありありの息子は 心配そうな眼差しで着席。
いつ泣き出すか旦那とコソコソ話し合う私。
しかしいざ発表の瞬間になると 友達とちょっとふざけたりして
緊張感をうまく逃しつつ(?) 絵日記を発表!そして終了!

(あれ?泣かないじゃん!普通じゃん!)
“絶対泣く”宣言をしていた息子でしたが フツーにその瞬間を終えていました。
安心したのは事実ですが、ちょっと拍子抜け?みたいな?


帰宅後 よく頑張ったと息子を誉め始めた側から
早くも 「次は童話発表がある~。 うわーっ!」と言っては泣き、
「音読のテストもある~。 うわーっ!」と言っては泣く始末。

「絵日記の発表もとても上手だったよ。大丈夫。」と言っても
「先生がもっと大きな声でっていう~。うわーっ!」 と
大丈夫な理由を伝える側からありとあらゆるマイナス回路を披露し、ひたすら泣き続ける息子。
それもしくしく泣くっていうもんじゃなく、「息ができない~!」と彼自身が訴えるくらい必死で泣く。
(あんた、大声出るじゃん!)←さりげなく突っ込みも入れてみる。

「・・・父さんか母さんが学校に来てほしい」 としゃくりあげながら必死で頼むので
童話発表は私が、音読のテストは旦那が、という感じで学校へ。
結果、 はい。どっちも上手にできました!

ふ~。これでしばらく落ち着く・・・と思ったのも束の間。
今度は「歌のテストとカスタネットのテストがある~! うわーっ!」 と。

またどっちか学校に来て と言う息子でしたが 今回は旦那も私も丁寧にお断り。
たくさん練習して、泣きながら学校へ行った息子は さてさて・・・。



・・・だって、人前にでると泣きたくなるの・・・。


その夜の息子の報告。
「うたのテスト、最初は姿勢が悪くてひとつまるだったから もう1回やって、そしたら二重マルがもらえた!」

ほんまでっか!?
あれほど緊張すると言って泣き続けた息子が 二重丸をもらうために再度挑戦したとは!!

子供の力って凄いですね。

どのテストも 号泣しながらも繰り返し繰り返し練習したのと
立て続けに発表する機会があったのと
先生のうまい運びと
本人のうまくやりたいという思いと。

ひとつひとつ階段を登っていった息子。

これからも息子は泣き続けるかもしれない。
でも彼ならきっとこの先も大丈夫。
そんな風に思った 息子小学1年の9月でした。



・・・そんなに泣くこともなかったかな(照)


そして昨夜。
「オレの悪い癖は なんでも悪いほうに考えてしまうことだ」 と つぶやいていました(笑)

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